2022年7月の参議院選挙で当選したガーシーこと東谷義和氏が、TwitterやYouTubeがBAN(アカウント停止)されSNSからの発信が困難となりました。
そこでFC2創業者である高橋理洋氏の支援のもと「ガーシー2」という言論の自由に特化したSNSサービスが誕生しました。
ガーシー2はどんなSNS?
GAAC2(ガーシー2)はマストドンというオープンソースのソフトウェアを使用して作成された、Twitterに類似したソーシャルネットワークサービス(SNS)となります。
ガーシーさんが提案してくれたガーシーとFC2でくっつけたガーシー2って名前気に入ってます。ドメインはhttps://t.co/H9n7DLKjTwとします。第一弾でmastodonを使ってTwitterのようなSNSを用意しましたのでテスト公開します。先着1000名ぐらいで募集します。https://t.co/uztZDRd9Vi
— 高橋理洋 (@fc2inc) July 13, 2022
2022年7月13日に登録者1,000名限定で発表されてから、即登録者が殺到しサーバーがダウンした為に登録者を受付中止する事態となりました。
その後、サーバー環境を再構築し、サービス開始後すぐ3万人以上の登録者を突破する注目のSNSとして広く利用されています。
当初は試験的な運用
高橋氏が言うには、2022年7月現在のガーシー2は試験的な運用の意味合いが強く不具合の改善や意見を取り入れている最中とのことでした。
また、ドメインに関しても現在のgaac2.comと新ドメインgc2.jpのどちらがいいかをTwitterでアンケートしており、今後ドメインが変更になる可能性もあるようです。
毎月数千万円の赤字になる可能性も
すでにGAAC2はサーバーや開発費の経費が100万円以上を超えており、このままユーザー数が一気に増加すると毎月数百万、数千万円の赤字となるようです。
ガーシーこと東谷氏が協力した場合、100万ユーザーを超えると試算されており、赤字の額も現実味を帯びてきています。
動画内でも「お金稼ぎが目的ではない」と高橋氏は仰っているが、今後は毎月数千万円の赤字を埋める為に寄付や広告、有料版サービスを検討準備しているとのことです。
ガーシー2の利用方法
ガーシー2をこれから始める方へ利用方法をご案内させて頂きます。
ガーシー2をスマホで利用する場合、Twitterと同じようにブラウザで利用するか、アプリで利用するか2つの方法があります。
どちらにせよユーザー登録は必要となります。
今回はより簡単なブラウザでの登録方法を解説します。
公式サイト:GAAC2(ガーシー2) – 言論の自由を尊重したSNS
ユーザー登録
まずはサファリやクロームなどのブラウザからGAAC2(ガーシー2)のサイトへ行き、以下の手順でユーザー登録を行なってください。登録自体は5分程度で行えるかと思います。
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- ①任意のユーザー名を入力
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- ②メールアドレスを入力
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- ③任意のパスワードを入力
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- ④メール認証を行う
認証が完了した時点でユーザー登録は完了です。
スマホアプリのインストール
次にiPhoneやAndroidといったスマホアプリで使用する方法を説明します。※ブラウザのみで使用する場合、この手順は必要ありません。
前述の通りマストドンというオープンソースを使用したアプリになります。
アプリストアには「ガーシー2」ではなく「マストドン」と入力し検索を行なってください。
以下の画像のように表示されたらインストールしてアプリを開いてください。※以下の画像はiPhoneで検索した時の画像になります。
「mastodon」のアプリを起動したらログインを押して検索窓に以下の通り入力してください。
freespeech.gaac2.com
上記のURLをそのままコピー&ペーストすると以下の画像の通りガーシー2が表示されますので「次へ」を押して進んでください。
予め作成したメール・パスワードでログインすれば、スマホアプリでも使用が可能となります。
以上がガーシー2のユーザー登録・アプリ導入方法となります。
操作方法などは従来のSNSと大差なく操作可能です。
ガーシー2はTwitterの変わりとなりうるか
GAAC2は高橋氏とエンジニアの2名で開発・運営しており、かなり少ないリソースでプロジェクトを進めています。
※高橋氏はFC2創業者ではあるが、今は退社し利害関係社では無いのでFC2のリソースは使えないそうです。
一方、Twitter社は4,100人の社員を抱えており、その内の約半数2,000人以上がエンジニアという大企業です。
資金力にしても2021年通年売上高は5,900億円を計上する規模ですので、ヒューマンリソースや資金力では個人に勝ち目が無いと言えます。
しかし、高橋氏は今も有志でのエンジニアを募集しており、ヒューマンリソースの獲得を目指しています。
今後、広告や寄付などにより資金調達を行なっていけばTwitterに置き換わるSNSとなる可能性もあるかと思います。